転勤族にとって自治体・町内会との関りって悩みますよね。
転勤族のわが家が、町内会班長として活動した経緯・体験談を語ります。
どうして班長になった?

転勤に伴っていろいろな土地に転居する際、
今まではずっとマンションに住んでいました。
町内会や自治会は積極的に参加することはありませんでした。
(地域によって、会費を支払うことはありました)
ある転勤の時、一戸建ての賃貸住宅に住んだことが始まりでした。
一戸建てなので町内会加入・参加が必須でした。
10月のある日、ご近所の方が尋ねてきました。

次年度の町内会班長ですが、
お宅か、向かいの〇〇さんにやってもらいたいのですが……
この時は引っ越して間もなかったので、
何も知らない土地の「町内会班長のお願い」に戸惑いました。
うちか、向かいの〇〇さん……
向かいの〇〇さんは引越しの挨拶に伺ったときに
赤ちゃんが生まれたばかりだと話していました。
赤ちゃんがいるご家庭は、班長の活動が難しいだろうと考え
うちが引き受けるしかないか……と承諾しました。
班長は何をする?

「班長」は町内会の自分の班の代表役です。組長と呼ばれることもあるそうです。
班の代表として1年間活動しました。
私が体験した班長の具体的な活動内容を紹介します。
- 毎月1回、集会所で定例会がありました。(19時~20時)
- 定例会で回覧板を預かり自分の班に回します。
- 4 月 町内会費の集金に伺う(24世帯)
- 5 月 町内ウォーキング大会
- 5 月 町内会費納入
- 5 月 町内清掃
- 6 月 グランドゴルフ大会
- 7 月 町内会祭り
- 9 月 公園清掃・草むしり
- 10月 防災訓練
- 10月 次年度の班長選出
- 11月 グランドゴルフ大会
- 12月 町内クリスマス会
- 1 月 町内もちつき大会
- 3 月 次年度の班長に引継ぎ
イベントの前日準備は手の空いている人が参加、当日は役割が割り当てられており、参加必須でした。
班長やって良かったところ

町内会の主要メンバーに顔を覚えられ、子どもたちも地域の人と関りを持つことができました。
地域に早く溶け込めたように感じます。
いつも子どもたちが遊んでいる公園の清掃や草むしりは、やりがいがありました。
うーん……と感じたこと

定例会は夜の時間帯(19時~20時)なので、子どもたちだけで留守番させるのはちょっと心配でした。
町内会費を集金するのに、何度尋ねても留守のお家がありました。事前に伺う時間帯の予告お手紙を入れたり、電話をしたり手間がかかりました。
私の班は24世帯でしたので集めた会費が結構な金額になり、納入日まで現金を自宅で預かっておくのがちょっと嫌でした。
イベントの当日手伝いは、必ず参加しなければいけなかったので大変でした。
次年度の班長を選出する際、引き受けてくれる方がなかなか見つからず苦労しました。
1軒1軒お願いに回ってなかなか引き受けてくれる人がいない上に、
「若いんだから来年度もやったら?」と言われたときは血の気が引きました。
町内会班長を終えて感想

清掃、草むしり、防災訓練など大切なことも多いので
町内会が大切な役割をしているのはわかります。
時間に余裕のある方や、地域の方との交流を深めたい方は向いていると思います。
しかし核家族で共働きの家庭だと、時間に追われて毎日の自分たちの生活も精一杯です。
そこに町内会のボランティア活動はしんどかったです。
時間に余裕のある方たちとの温度差も感じました。
活動は昔のまま引き継いで来たものが多々あり
現代の生活に合っていなかったり、非効率だなと感じるところがありました。
1年がんばって活動して地域に溶け込んでも
転勤族なのでその後すぐに引っ越してしまいました。
まとめ

安請け合いをしてしまった。
めっちゃ多い。詳細はこちら
- 地域の方と関りが持てる
- 住んでいる町の清掃や草むしりはやりがいがある
- やることが多い、驚くほど非効率なこともある
- 参加必須なイベントがあり、なかなか大変
- 次年度の班長を引き受けてくれる人が見つからなくて辛かった
班長を引き受けることになってしまった方……お疲れ様です……
活動がスムーズにいきますように!お祈りしています。
ご覧いただきありがとうございました。
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